会社の定年、子育てからの卒業が「人生の定年」ではありません。
仮に65歳から老後生活が始まるとしても、平均寿命を考えればおよそ20年以上もの時間があるのです。
お子さん、お孫さん、今の若い世代が本当に求めるシニア像
①からだの健康
「からだの健康」=「いつまでも元気でいてね」
友人や家族と、買い物や旅行に積極的にでかけたりできる健康なからだを維持してほしい。
将来的にも介護の手を必要とせず、自立して自由な生活を続けるためにも積極的にからだづくりとメンテナンスをするように心がけましょう。
②心の健康
手に入れた豊富な自由時間を持て余すことなく、前向きで明るい気持ちでいてほしい。
仕事や子育てに忙しくしてきて、ようやく自由な時間が豊富に手に入ったのです。ぜひ色々なことに好奇心、興味をもって積極的に楽しく過ごすよう心がけましょう。
③自己管理・自立
きちんと自己管理できるだけの自分のからだに対する理解をもってほしい。
年齢を重ねてからのケガは治療に時間がかかり、その間に筋力が落ちてしまったりすることがあります。
体調の悪い日が続いたり、以前には感じなかった悩みが増えてきたりもします。
若い時のようには笑い事にできないこともあるので、自分のからだをよく把握するように心がけましょう。
これら3つが満たされていれば、ふつうは十分ですが
ここであえて欲張って、本当は期待されていることをお伝えします。
④センス
「ずっとかっこいい大人でいてください」
・背筋がシャンと伸びて、歩き方もきれいで、品がある!
・心身が健康で、さらに興味やスタイルのこだわりにセンスを感じる!
自分の未来を投影したくなるような、そんな人生の先輩像が期待されています。
もし今まで意識したことがない方がいらっしゃったら、リフレッシュもかねてぜひ意識してみてはいかがでしょう。
⑤豊富な経験のシェア
なんといっても、その豊富な経験からくる知恵や知識をシェアしてほしい。
豊富な経験からくる見識というのは圧倒的な説得力を持つことも少なくありません。
豊富な経験をもって積極的に社会と交流を持ちましょう。
若いころから、日本の消費社会をリードしてきた今のシニアの方々は流行に敏感だと言われていて、シニアの“新しいものに億劫”という常識に、今のアクティブシニア世代なら打ち勝つことができるのではないでしょうか。