歩幅とは図のように一歩の幅のことです。
一般的に歩幅は身長×0.45くらいで、高齢者は身長×0.4と言われています(文献より)。
*歩幅 = 身長 ➖ 1メートルという説もあります。
歩幅が狭くなると身体のバランスが崩れることで運動機能が低下していきます。
その結果さらに身体のバランスが崩れる悪循環に陥ってしまうのです。
【歩幅を広げる3つの能力】
1:柔軟性
歩幅を広げるには、股関節、膝関節、足関節といった間接の柔軟性が必要です。
それと同時に関節をつなぐ筋肉の柔軟性も必要になってきます。
やはり有効になってくるのは、膝の屈伸運動や、アキレス腱を伸ばすなど、基本的な柔軟体操を継続して行うことです。
2:体幹の筋力
歩幅が広がっても身体全体を支える筋力が必要です。その場合の筋力は、特に体幹の筋力が必要となります。
姿勢よく歩くことで、本当に必要な体幹の筋力を手に入れましょう。
3:バランス
柔軟性と体幹の筋力を基礎に、全体をイメージ通り動かせるバランス能力と感覚が大事です。
バランス機能は小脳の働きによるもので、小脳を意識したトレーニングが必要になり、小脳を鍛えるには、バランスが悪い状態でのトレーニングが有効です。
家で、片足立の練習を継続するだけでもかなり効果的です。